東方永夜抄 小ネタ

注:このページに書かれている内容が絶対に正しいという保証はできません。
  掲載された情報に基づいて損害を被ったとしても、当方はいかなる責任を負うものではありません。

刻符編
 ●被弾時の刻符減少量
 ●減少レート
点符編
 ●点符の出現パターン
 ●寂の謎
 ●遅れてきた点符
 ●点符の価値
バグ編
 ●無敵時間バグ
仕様編
 ●身体測定
 ●妖怪逢魔が刻の攻撃力UP
 ●封印されし妖精
 ●ボス移動データ

刻符編

●被弾時の刻符減少量

まず、決死結界受付時間中に下表の値だけ減ります。 スペカ中だと2倍、結界組だと1.8倍減ります。

ボム0 ボム1 ボム2 ボム3~
受付F 0 6 12 15
刻符減少量 30 90 180 225

次に、被弾によって刻符が10%減少します。
ただし、この減少量の最大値は500です。

●減少レート

敵のスペルカード中に刻符を取得するとスペルカードボーナスが8000点増えますが、
1フレームあたりの減少量が増加する、ただし一度にたくさん取得すると
この上昇を抑えられると言われています。

これは厳密には、スペルカードボーナスが上限値の時に獲得した刻符については
減少量の増加が発生しない、という仕様です。

毎フレームにおけるスペルカードボーナス(耐久スペル以外)の増減は
①[減少レート÷60]点の減少
②[獲得した刻符数×8000]点の増加(最大で初期値まで)
の順番で処理されますから、①で減った分を回復させる分の刻符に関しては
どうしても減少レートの増加が発生してしまいます。

以上のことから、この仕様が関わるスペカはフェノメノンや枝などの
常時上限値付近を維持するスペカという事になりますが、
どうせ取得すればほぼ上限値なので気にする必要はないという結論になります。

ちなみに、刻符1枚あたりの減少レートの増加量は8000÷120=66点/秒です。

点符編

●点符の出現パターン

ボスの形態終了時に出現する点符ですが、
これには2パターンあり、以下のように分類されます。
①特定の時点で必ず出現するもの
②撃破時に出現するもの

どう違うかというと、①の点符はタイムアップでも出現しますが、
②の点符はタイムアップでは出現しません。
フェノメノンはタイムアップすると点符が出ませんが
郷はタイムアップでも点符が出ますよね。

スコアタをしていればそんなの知ってるよと言いたくなりますが、
この仕様は以降のコラムで重要になってきます。

●寂の謎

東方永夜抄最大の謎を解き明かします。
ステージ4Aのスペルカード「夢想封印寂」では撃破時に
点符が最大32枚出現するはずなのですが、しばしばこの点符が32枚未満、
ひどいときには1枚も点符が出ない場合があるのは皆さんご存知のとおりです。
ここではその原因について自説を述べます。

まず、点符が消えるパターンには以下の2つがあります。同時に起こる場合もあります。

  1. 撃破したフレームに出現する刻符およびボーナスアイテムが
    アイテム出現限界である2096個付近に達すると、
    出現限界を超えた分の点符が出現できなくなる。
  2. なぜかちょうど17枚しか点符が出現せず、残り15枚は消える。

このうちAについては撃破タイミングの調整だけ(これが難しい)で避けられますので、
ここではBの原因について解説します。

次に、寂においては上記①終了時の点符が17枚、②撃破時の点符が15枚と設定されています。
そもそも両方設定されている時点でおかしいのですが・・・。
ということは②撃破時の点符がまるごと消えていることになります。

そして、15枚消えているリプレイを何個かよく見てみると、
「撃破したフレームの次のフレームに別のショットが霊夢に命中」しています。
どうやらこれがキーのようです。

さらに、寂のあと霊夢は画面外へ逃げていく。これが他のスペルカードとの決定的な違いです。
ここで、もし逃げる形態に体力が設定されていないとしたら
そこへショットを当てるとどうなるでしょうか。

つまり、本来撃破したら体力を1以上に戻して点符を出すようになっているのですが、
次のフレームでもショットを当ててしまうとまた体力が無くなってしまい
点符を出す条件満たしてないよねと判定されてしまう、これが点符消滅のカラクリです。
他のスペカなら体力やら無敵やら設定されるのでこのような問題はありません。

さて、この現象を避ける方法ですが、上記仕様から以下のようなものが考えられます。
方法1:使い魔にショットを当てて撃破する
方法2:密着して撃破する
このうち方法1は4Bでは常識ですが、使い魔は撃破した時点で消滅するので
ショットを当ててしまう心配がありません。
方法2についてですが、4Aルートの機体はふらふら動くコウモリ、
数だけは出るナイフ、爆風、わかりにくいレーザーなど
連続フレームにダメージが入りやすい機体しかありません。
このうちレミリアについては、メインショットだと下部回収の危険がありますが、
フライヤーを密着させれば、ショットの出現と同時に命中となるので
移動によるぶれがなくなり確実に連続フレームを避けられる、というわけです。
他の機体についてもいいパターンを見つけてみてください(丸投げ)。

●遅れてきた点符

4ボスのスペルカード「ダブルスパーク」「夢想封印侘」(スペカ4とする)では、
撃破時に点符が28枚出現しますが、次のスペルカード
「シュートザムーン」「博麗弾幕結界」(スペカ5とする)では撃破時に点符が出現しません。

ところが、スペカ4をタイムアップさせるとその時点で点符が13枚出現し、
その後スペカ5を撃破すると点符が15枚出現します。
4Aのスコアタをされている方なら遭遇した事があるのではないでしょうか。

これは上の点符の出現パターンの違いによるもので、
まず通常4の時点で②の点符が15枚設定され、
スペカ4終了時に①の点符が13枚出現するように設定されているので、
通常はスペカ4終了時に①②両方出現するのですが、
タイムアップした場合は撃破したという事実がスペカ5に持ち越されるので、
スペカ5の終了時に①の点符が出現するというカラクリです。

スコアタにおいてはタイムアップの損害が大きすぎるので通常は活用されませんが、
「ダブルスパーク」に被弾してPowerが最大でなくなってしまったら、
タイムアップさせれば点符がPに変わる枚数を減らせるのではないでしょうか。
(撃破しても100万ちょっとだし)

●点符の価値

永夜抄スコアタにおいて重要な要素である点符。
1枚落とせばどれだけの損害になるのでしょうか。

まず人間回収によって人妖点の2倍の点数が入り、
ステージクリア時に5万×難易度補正が入り、
さらに、刻符獲得時に(点符取得枚数÷2×10)点が入るので、
点符の価値はこれら3つを合わせたものになります。
このうち3つ目の要素は、その時点以降に得る刻符の枚数を
知る必要があるので計算が面倒くさいです。

ですが、刻符を得ると人妖点が5点(正確には2枚で10点)上がることを利用すると
簡単な求め方を導くことができます。

現在の人妖点+その時点以降に得る刻符の枚数×5=最終人妖点
いっぽう、
その時点以降に得る刻符の枚数×5=その点符によって増える刻符の素点の合計
したがって、
点符の価値=現在の人妖点×2+5万×難易度補正+その点符によって増える刻符の素点の合計
=現在の人妖点×2+5万×難易度補正+その時点以降に得る刻符の枚数×5
=現在の人妖点+最終人妖点+5万×難易度補正
という式が導かれます。 最終人妖点は自分の腕から目安が出るので計算がしやすくなります。

厳密には10点に満たない分はスコア上切り捨てられて反映されないのですが、
通しでみれば平均化されるので許容範囲内でしょう。

バグ編

●無敵時間バグ

無敵時間中に新たに無敵時間が発生しても持続時間は更新されないようです。
特に、ボスの最終スペルで撃破寸前に被弾すると、
①被弾による無敵時間発生
②①の無敵時間が切れる前にボスを撃破すると、無敵時間が増えない。
③弾はすぐに消えないので、①による無敵時間が切れて当たるとまた被弾
となります。

仕様編

●身体測定

紫氏に犠牲になって体当たりしてしまう範囲を調べていただきました。
自機の攻撃の命中判定はこれよりも大きいです。
ラスペはスペプラだと(32,21.3)になるようですが、
通しだと当たり判定を設定しないらしく妖精と同じサイズになります。
一点集中キャラならしっかり当てればスペプラと変わらない早さで倒せますが、
広範囲キャラだと倒すのに時間がかかってしまいます。

キャラ Weight
Width
Height
毛玉、小妖精 16 16
中ボスリグル 32 32
ボスリグル 32 21.3
ラスペリグル 16 16
ミスティア 32 32
ラスペスティア 16 16
中ボス慧音 32 32
ボス慧音 32 21.3
ラスペ慧音 16 16
霊夢 32 21.3
魔理沙 32 21.3
ラスペ魔理沙 16 16
中ボスてゐ 32 32
ボス優曇華 32 21.3
ラスペ優曇華 16 16
中ボス永琳 32 32
ボス永琳 32 21.3
中ボス永琳 32 32
ボス輝夜 32 21.3

●妖怪逢魔が刻の攻撃力UP

106%です。

●封印されし妖精

ステージ2の道中前半には、仮病を使うことで有名な魔法陣妖精が全部で7匹います。
しかしよく見ると、最後の7匹目の後に意味ありげな間があります。
通常はその間を利用して使い魔を7体吐かせて倒すのですが、何か変ではないでしょうか。

スタッフは意を決して永夜抄のディスクを分解して調査を行いました。
するとどうでしょう、データ上のエネミーテーブルには7匹目の魔法陣妖精と同一フレームに
なんと8匹目の魔法陣妖精が存在したのです!

しかしこの魔法陣妖精、画面上に同時に1体しか出現できないという仕様のため
8匹目は決してあなたの前に現れることはありません。
製作者の配置ミスという線が濃厚です。もし見ることができた方はぜひご一報ください。

※この魔法陣妖精7匹、微妙に体力差があり、
1匹目が一番高く、次いで左に出現する3・5匹目が高く、
2・4・6・7匹目が一番低く設定されています。
何か元ネタがあるのかもしれませんね(適当)。

●ボス移動データ